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クリストファー・ノーラン監督映画おすすめランキングトップ5

某ウイルスの大流行により、おうち時間が増えた昨今。
「暇だなー」なんて思う時間も増えたのでは。

そんな今だからこそ、映画鑑賞に時間を使うなんてのはいかがだろうか。
映画は鑑賞のみではなく、その後の考察や自分なりの解釈、小ネタの発掘など
時間をかけることでより面白みが出てくる趣味だ。

そんなちょっとマニアックな楽しみ方をするのに打ってつけな映画を作ってくれているのが、
クリストファー・ノーラン監督だ。

ノーラン監督作品はどれも複雑で難解だが、その分考察がとても楽しい。
そんなストーリーに極力CGを使用しないリアルでダイナミックな映像が合わさり、
何度見ても楽しめる作品が多い。

今回はそんな魅力あふれるノーラン監督映画の中から、個人的に特におすすめしたい作品を5つ、
ランキング形式で紹介させていただきたいと思う。

今日の映画選びの参考にしてもらえたら嬉しい。




クリストファー・ノーラン監督映画おすすめランキングトップ5

クリストファー・ノーラン監督映画おすすめランキング

第5位『メメント』

あらすじ

ロサンゼルスで保険の調査員をしていた主人公のレナード(ガイ・ピアース)は、ある日強盗に襲われ妻を失い、自身も前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害になってしまう。レナードは復讐のために体中に記録をタトゥーとして刻みながら、犯人探しを進めていく。

『メメント』のおすすめポイント

『メメント』はクリストファー・ノーラン監督が商業用映画としてデビューを果たした作品だ。
ノーラン監督らしい「時間の操作」を用いたトリッキーな構成とストーリーになっており、
頭を使って考えながら映画を見ることが好きな人にはおすすめの1本となっている。

また、ノーラン監督作品の中でも派手な映像やアクションシーンが少ない作品となっているので、
よりサスペンスや構成の部分の奥深さ、面白さを感じやすい映画となっている。

しかし、その分他のノーラン監督作品に比べて、より難関な印象を受けやすい。
筆者も途中まで、常に「?」といった感じだった。

なので、初めて触れるノーラン監督作品としては難易度が高いかと思い、5位とさせていただいた。

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第4位『テネット』

あらすじ

主人公であるCIA工作員の「名もなき男」(ジョン・デビット・ワシントン)に課されたのは、
第三次世界大戦を食い止めること。
ミッションのキーワードは「TENET(テネット)」。
世界を救うため、「名もなき男」は相棒のニール(ロバート・パティンソン)と共に、
未来からきた敵との戦いに身を投じていく。

『テネット』のおすすめポイント

クリストファー・ノーラン監督の最新作である『テネット』。
この作品の面白さは、なんと言っても「時間の逆行」だ。
「時間の操作」を用いたストーリー構成という点で言うと、
第5位で挙げた『メメント』とよく似た映画だ。
『テネット』はそれに加えて、映像の部分でも「時間の逆行」が表現されている点がすごい。
特に、中盤のカーチェイスシーンでは時間を順行している車と逆行している車が
やりあうという、馬鹿が考えたアイディアを天才が映像化したのか
(もちろん、褒め言葉)というようなすごい映像を楽しめる。

ただ、『メメント』同様この映画も「時間の操作」がメインになっているため、
非常に難解な作品となっており、初めてのノーラン作品としてはハードルが高いのかなと感じる。
(筆者も1回鑑賞した後、解説動画を見て、更にもう1回映画を鑑賞してやっと理解できた。)

しかし、『メメント』と比べると派手なアクションシーンが多く、
映像的にもかなり進化しているので4位とさせていただいた。

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第3位『ダークナイト』

あらすじ

クリストファー・ノーラン監督が描く『バットマン』シリーズ、
『ダークナイト・トリロジー』の2作目となる作品。
バットマン最大のライバルである、ジョーカーとの戦いが描かれている。
それまでのヒーロー映画とは一線を画す、重厚なストーリーとダークな世界観が特徴。

『ダークナイト』のおすすめポイント

個人的にはノーラン監督作品の中でも1、2を争うくらい大好きな作品である『ダークナイト」。
好きすぎて10回くらいは見直した。

まず、この映画で何より注目して欲しいのが、ジョーカー役を務める
ヒース・レジャーの圧倒的な演技力だ。
元々はアイドル的な俳優だったヒース・レジャー。
ジョーカーを演じることが決まった際には、『バットマン』のファンから
「ヒース・レジャーにジョーカーは務まらない。」とも言われていたそうだ。
しかし、蓋を開けてみると「今までの歴代のジョーカー役の中でも最高」
と言われるほどの素晴らしい演技を披露し、
アカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞 助演男優賞、英国アカデミー賞 助演男優賞
など主要な映画賞を総なめにした。

しかし、ヒース・レジャーは『ダークナイト』の公開を待たずに他界してしまう。
2007年の11月頃から不眠症となり、睡眠薬を服用していたヒース・レジャー。
そこにインフルエンザの薬の併用摂取やフィアンセとの婚約解消、別居などの要因が重なり
急性薬物中毒により2008年1月に28歳で人生に幕を閉じてしまった。

ジョーカーを演じるにあたり、ヒース・レジャーは徹底的な役作りをして挑んだ。
1ヶ月間ロンドンのホテルに一人で閉じこもり、ジョーカー独特の笑い方や声を作り上げたそうだ。
そのせいで不眠症となり、死の原因を作ってしまったという噂が流れてしまったほどだ。

非常に残念な出来事でもあったが、文字通りヒース・レジャーが命をかけて演じた
ジョーカーの姿はまさに「圧巻」の一言である。

また、ストーリー的にも圧倒的な悪であるジョーカーとの対比によって
狂ったように「正義」にこだわるバットマンの異常な部分が描かれており、
行き過ぎた「正義」と「悪」の違いとは何かと考えさせられる。
従来のヒーロー映画のイメージとは違う、重厚な物語だ。

個人的には1位にしたいくらいなのだが、一つだけ難点がある。
それは、『ダークナイト』だけ3部作だという点だ。
どうしても見るのに時間がかかってしまうということで、
なかなか取っ付きにくいかと思い3位とさせていただいた。

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第2位『インターステラー』

あらすじ

舞台は近未来の地球。
食糧難により滅亡の危機に瀕している人類を救うため、
主人公のクーパー(マシュー・マコノヒー)は
人類が移住することができる惑星を探す調査隊に選ばれ、
家族を残して宇宙へと旅立つこととなる。

『インターステラー』のおすすめポイント

『インターステラー』において最も素晴らしいのは、
科学的根拠に基づいて表現された圧倒的なブラックホールの映像だ。

『インターステラー』の制作には世界で最も有名な理論物理学者のひとりで、
一般相対性理論とブラックホールの専門家であるキップ・ソーンが科学コンサルタントとして参加している。
キップ・ソーンはあのスティーブン・ホーキング博士とも親交があった人物で、
「裸の特異点は存在するか」という賭けでホーキング博士に勝ち、1年分のエロ雑誌を受け取ったというエピソードはとても有名だ。
(詳しくは、『博士と彼女のセオリー』という映画を見ていただけるとわかりやすいかと思う。)

彼の協力によって生まれたワームホールと相対性理論、そしてブラックホールの映像は
『インターステラー』の公開後、新たな論文が発表されるほどのものだった。

なので、科学や物理の知識がないと完全には理解できない、非常に難解な映画となっている。
しかし、そんな難解な映画の中で最終的にもっとも重要なテーマとなっているのが「愛」という、
非常にシンプルで科学では証明しきれないものになっているというのが
この映画をより素晴らしいものにしているのだと思う。

ちなみに、僕はあるワンシーンを見て映画館で1人でボロボロ泣いてしまった。
感動系のストーリーで戦闘シーンなどは無いので、アクション系が苦手な方にもおすすめ。

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第1位『インセプション』

あらすじ

他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、
その才能から国際指名手配を受けている上に妻の殺害容疑もかけられており、家族の元に帰れずにいた。
そんなある日、サイトー(渡辺謙)という男からターゲットの潜在意識にアイデアを植えつける「インセプション」を依頼される…。

『インセプション』のおすすめポイント

映えある(個人的)おすすめノーラン映画第1位は、『インセプション』だ。
主演はあのレオナルド・ディカプリオ様。この時点でテンションがブチ上がるに決まっている。

もちろん、映像もものすごい。
人の夢の中という設定なので、現実では絶対に起こらないことが起こる。
(街が丸ごと動き出して垂直になったり、いきなり無重力になったり、etc...)
そんな突拍子もない映像がとてつもなくリアルに描かれているのだ。

そして、僕が第1位に押したい最大の理由が、「わかりやすさ」だ。
ノーラン監督の映画は複雑で難解なことで有名だが、
その中でも『インセプション』は結構わかりやすい部類に入ると思う。

ノーラン監督映画のパズルのような面白さを体験しながら、
しっかりと理解もできるという点で、特におすすめしたい映画だ。

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クリストファー・ノーラン監督の映画は極上のエンターテインメント

僕は少し複雑な映画やちょっとダークな雰囲気の映画が好きだ。
(スターウォーズみたいな映画も大好きだけど。)

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ノーラン監督の映画はド派手な映像だけでも難解な設定だけでもダークな雰囲気だけでもない。
それら3つを全て同時に味わうことができる超贅沢なマシマシ映画なのだ。
(なんなら、そこにしっかりとしたストーリーが合わさるからマシマシマシだ。)

「なんか難しそう…」みたいな感じで避けていた方にもぜひ一度、鑑賞していただきたい。
きっとあなたもクリストファー・ノーラン作品の虜になるだろう。

ほな。

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